下宿生アタマ。

下宿男子大学生がアタマから漏れでたことを書き残します。

駅レポート 土佐北川駅

こんにちは。クモミヤです。

前回の坪尻駅に続き、土佐北川駅を訪問したので書き残します。

前回:

駅レポート 坪尻駅 - 下宿生アタマ。

訪問2016.8.6

 

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坪尻駅を堪能した後、高知まで移動、そして駅近くのネットカフェで一泊。

フラットなブースを使え、狭いながらも横になって寝ることができた。ただし照明は消せなかったので、アイマスクがあればもっとよく眠れたかもしれない。

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翌朝、せっかく高知に来たのだからと始発のバスで桂浜に行く。滞在時間は1時間ほどだったが、太平洋が見れて元・奈良県民はご満悦であった。

ちょうどポケモンGOが配信されてまもなくだったため、スマホ片手にポケモン捕獲に勤しむ人もちらほら。朝早くからご苦労様です。

 

高知に戻り、土讃線の列車にはまだ時間があったので、とさでん交通路面電車にも乗ってみた。土讃線の伊野~高知~御免とおおよそ平行しているので、時間つぶしにちょうどいい。高知駅前からはりまや橋で乗り換え、後免町方面へ。てっきり後免町駅とJR御免駅は近距離かと思っていたが、土佐くろしお鉄道でひと駅分あるのね。18きっぷは当然使えないので出費となるが、まあいいだろう。

僕は併用軌道でもテンションの上がる男である。路面電車はそこかしこにあるモノではないしね。国道の広い道の真ん中を通ったり、併用軌道が道の片側に寄っていて停留所が車道とかぶっていたり、と線路自体は見ていて飽きが来ない。

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終点・後免町駅はローソンの裏手にある。写真の真ん中に見える青い屋根が路面電車である。目立たねえなおい。他の乗客ははりまや橋から数個の停留所で皆下りてしまって、僕だけが下車する。だれも乗る人もいない。本当に大丈夫かコレ? 昼前の時間帯で乗客がたまたま少なかっただけであると思いたい……。

そして至近の土佐くろしお鉄道・後免町駅からひと駅で土讃線・御免駅で乗り換え、高知平野を去る。途中の土佐山田などで長時間停車しつつ、目的地・土佐北川駅に到着したのだった……

 

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土佐北川駅・ホーム。

島式の交換可能駅だが、両開き分岐器を採用しており1線スルーではないようだ。ホームは広くなく、対応は3両。屋根も短いが、逆に言えば開放的かもしれない。ホームからは穴内川が一望でき、両側にそそり立つ杉林と青空のコントラストが美しい。前日の坪尻よりも眺望が利くので余計にそう見える。

 

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ホーム高知方にある階段を降りたところに待合室がある。写真左手をのぼる階段がホームに続く階段で、後方が駅の出口である。待合室は扉が閉め切れるのだが、羽アリが大量にいて中に入るのは躊躇われた…。中にはベンチと時刻表がある。なぜかお遍路の傘も置いてあった。

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橋の下から出ると通路が二手に分かれる。写真左がホームの方向、後ろ(多度津方面)が線路と一緒に穴内川を渡る通路となっており、写真にあるのが線路(高知方面)に沿って川の側壁にへばりつくような通路である。とんでもないトコロに通路を作ったもんである…高所恐怖症の人にはキツイかもしれない…。

 

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穴内川をまたぐトラス橋それ自体が土佐北川駅である。川を跨ぐ駅というのはちらほらあるが(阪神本線武庫川駅など)、トラス橋なだけで迫力は十分である。

開業時は写真右後方、穴内川の右岸に沿って線路があったようだ。トラスに「1983 日本国有鉄道」の文字があったので、このころ新線に切り替わったのだろう。旧駅・新旧分岐点の場所ははっきりせず、詳しくは見ていない。右岸に目を凝らすと杉だらけの森にコンクリの護岸が見えるなど、旧線の名残のようなものはわかるような…廃トンネルもあるそうなので時間と体力と装備があればよかったのだが…

 

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穴内川左岸に沿って国道32号線が走っており、写真の看板から穴内川を渡ったところに駅前広場がある。坪尻と違ってパーク&ライドは容易だ(というか、同様の看板がしれっと獣道を指している坪尻が異常なのである)。付近に民家や茶屋もあり、秘境駅という風情ではない。…だからといって都会の駅という訳でもないが。田舎の小駅というか、田舎の妙にゴツい駅というか…そんな感じである。

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またいつか。

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1時間というものはあっという間である。ほどなく現れた下りの普通列車に乗り、今回の最終目的地・新改に向かっていった…

 駅レポート・新改駅に続く

駅レポート 新改駅 - 下宿生アタマ。