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下宿生アタマ。

下宿男子大学生がアタマから漏れでたことを書き残します。

駅レポート 坪尻駅

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こんにちは。クモミヤです。

18きっぷを使って坪尻駅を訪問したので書き残します。

訪問日:16.8.5

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大阪から18きっぷを使い、高知で一泊。途中で経由する土讃線にある有名な駅を3つ訪問するのが今回の目的である。

 

大阪から山陽本線経由で2時間半ほどで岡山に到着。途中の相生までは、大阪近郊でよくみられる223系電車に揺られていたが、相生からは黄色の115系で岡山に到着。いつもと違う電車、滅多に来たことが無い岡山。そしてここからは、快速マリンライナーで四国に渡る!瀬戸大橋・瀬戸内海を目前にして、元・奈良県民の僕のテンションは上がっていた。海のない奈良県に住む人間は、たとえ琵琶湖でさえも「海や!」とテンションの上がる生物なのである…。

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これこれ! 快速マリンライナー・高松ゆきである。

この車両に乗りたかったのだ!大きな窓からの 瀬戸内海!期待は高まる!

先頭車はグリーン車。グリーン券なんて持っていないので、2両目に移る。

 

 

 

 

 

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そして2両目より後ろが…まさかの223系。1両目だけがカッコイイ顔の車両だった…。

元・奈良県民なので、カオスな編成には慣れている。奈良県民が多く使う近鉄近畿日本鉄道)は、新車と旧車が連結されていたり、車体色の違う系統を連結したり、2両編成を5個つなげて10両編成にしたり(通称:ブツ10。ブツ8、ブツ6、ブツ4なんてのもある)、といったことが日常茶飯事なのだから。

しかし、1両目だけ別の車両というのには度肝を抜かれた。なんという顔面詐g…もとい連結だろうか、、、しかも何も関西人おなじみの223系でなくてもええやないか…

ちなみに、正確には5両編成の岡山寄り2両がJR西日本223系(5000番台)、高松寄り3両がJR四国5000系らしいが、グリーン車の高松寄り1両以外はパッと見223系と同一に見える。

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とはいえ、223系なので130km/hで瀬戸大橋を通過、その窓から見える海はキレイでした。小並感。

往路は写真をあまり撮っていなかったので、復路の写真もまた今度上げるつもりです。

 

宇多津の壮大な三角線を見つつ、坂出に到着。ここから予讃線多度津に出て、今回のメインディッシュ、土讃線気動車に乗り換える。

途中、坪尻の一つ手前、讃岐財田駅付近で豪雨に見舞われたが、県境の猪ノ鼻トンネルを抜けると晴れてくれた。国境の長いトンネルを抜けると、何とやらである。

坪尻に近づくにつれ、かなりテンションは上がりつつあった。こんなにワクワクするのは久しぶりだ。

大阪からおよそ5時間、多度津からおよそ1時間、スイッチバックを経て、坪尻駅に到着である。顔面詐欺はもうゴメンだ。一体どんな駅なのか…?

 

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坪尻駅・駅舎。
木造駅舎が残っている。重厚さはあまり感じないが、風格は十分である。

坪尻駅」の表示は、部品が取れてしまったところは書き足されている。つぎはぎになっているが、修理されているあたり、来る人を迎えようという意志が感じられる。「秘境の駅」の貼り紙もされているが…ちょっとこの貼り紙は興ざめかも。

待合室のみ解放されており、トイレはあるが使えなかった。駅舎の右側部分には畳の部屋があるが立ち入りできない。何かの詰め所を兼ねていたのかもしれない。

 

 

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坪尻駅・ホーム。
ワンマン列車の乗車口の部分のみ嵩上げされており、そのほかの部分は砂利が敷いてある。砂利敷きのホームは初めて見た。ヒビ割れたボロいコンクリートよりもよっぽどマシでキレイだ。
ホームのある線路が着発線であり、手前側が行き止まりになっている。左側の特急が通っている線路が本線であり、特急などの通過列車はホームに入らず本線をそのまま通過する。手前が多度津・高松方面、奥が高知方面。画像は特急「南風」。

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こちらは高松方面を向いて撮影。本線が右にカーブした先に坪尻トンネルがあり、その先が県境の猪ノ鼻トンネルである。

見事に周りには何もない。人家がない。車道もない。舗装路もない。山ばっか。本当に山の中。線路と駅以外、ぜんぶ山。

 

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駅舎を出るといきなりこの光景である。駅前からして未舗装である。

直進する獣道が存在するが、踏み入れていない。左90度の方向で線路の高知方面に沿って歩くと、坪尻踏切を経て国道32号に出られる。

このあたりはもともと川だったらしく、マムシがよく出没するそうだ。事実、駅前に立て看板が3つ、駅舎にも注意書きがある。僕は幸い遭遇しなかったが、くれぐれもご注意を。

 

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駅名標。ナンバリングもされている。

 

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坪尻踏切。

駅のすぐ南側(高知側)にある。本線と着発線の双方をまたぐ第4種踏切。

踏切警標の支柱には通過列車の時刻表が取り付けられている。見通しがあまり利かないので、この時刻表は助かる。

 

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坪尻踏切の遮断棒(?)。

手で押すと斜め上に上がるカタチで通れ、手を放すとこの位置に勝手に戻る構造になっている。わりと最近作られた?

 

 

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ところかわって駅最寄りの国道32号線。

坪尻駅の案内標識と坪尻バス停がある。交通量はそこそこあって、歩道が無いので歩くのには向かない。

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で、駅前道路がこちら。ガードレールの切れ目から下ってゆく。

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最初だけ路肩がコンクリである。左手はガケ、右手上方にはさっきのバス停がある。

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そしてこんな道になる。舗装?擁壁?何それ?食えんの?

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落石と落ガスボンベと落冷蔵庫の洗礼を受ける。

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倒木の洗礼も受ける。

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こんな道である。国道・線路からも遠く、崖下に滑落したらしばらく見つけてもらえそうにない。

(写真は国道方向を撮影)

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気づけばえらい山ン中。近所に川が流れており、水音が絶えず聞こえる。

たまに列車の音が聞こえるので、ここが駅に続く道と認識(?)できる。

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ヘアピンを使いつつ谷底へ下りてゆく。勾配もキツイ。左奥が駅の方向。

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廃屋がある。ここまでくれば駅は近い。

(写真は国道方向を撮影)

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廃屋から少しで坪尻踏切に到着。

駅から国道までおよそ30分ほどである。が、斜面を切り取って道を作った部分が多く、安易な通行はキケンである。くれぐれも注意を。

特に登山用具を持たず半袖短パンで通行してみたが、草の間を抜けるところもあり、夏でもできれば長袖長ズボンがほしいところだ。足元に落ち葉・落石が多く、崖っぷち・急勾配の道であるため、サンダルでの通行は全く勧めない。

 

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坪尻駅のホームの高松寄りから見上げる。

上に見える橋がおそらく国道32号線である。大型車が通ると微かにクルマの音が聞こえる程度。

あそこからここまで下ってきたのである。…遠い。

 

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待合室には数冊のライトノベルが置いてある。

停車列車の少ない坪尻駅でも、待ち時間は退屈しなさそうだ。

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…しかし、なぜ持参した時間つぶし用のラノベと被ったのだろう?

まさか坪尻駅に置いてあるとは思わなかったよ……

 

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置いてあった駅スタンプ。持っていた手帳に押してみた。

このスタンプは一度盗難に遭ったが、見つかって戻ってきた、という趣旨の貼り紙がしてあった。発見して坪尻駅に戻してくれた方に感謝。

 

待合室には他にも、時刻表、運賃表といった駅機能に不可欠なものや、駅の紹介や過去の写真といった様々な掲示がある。長椅子のベンチもあり、締め切り可能な待合室なので駅寝も可能である。きちんと管理されている駅だが、自動券売機などは存在しない。

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らぶらぶベンチ。

ホームに設置されている。そこそこ急なV字型のベンチであり、座ると重力により中央方向への力が働き、そのおかげでらぶらぶになれる仕組みになっている。駅舎の軒下なので雨にも濡れない。

 

周囲には誰もいなかったため、手に持っていた爽健美茶(600ml)とらぶらぶしようか考えたが、アヤシイ男が爽健美茶とらぶらぶする光景はあまりに痛々しいと判断し、やめた。周囲には誰も居なかったが。

ちなみにホームにはもう1基ベンチがある他、待合室にも2基あるので、この駅での列車待ちの際にらぶらぶする義務はない。

 

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 「たいへんよくすべるベンチですので、くっつきすぎに ごちゅういください」

果たしてここで くっつきすぎた 人たちは何人いたのだろうか?

 イラストもちゃんとスイッチバックになっていて、普通列車が特急「南風」を退避している。芸が細かい。

 

僕が下車する際も清掃員の方と入れ違いになった。待合室もホームも十分手が入れられており、随所にJR四国のやる気が感じられる。ここは棄てられた駅では断じてない。 

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普通・阿波池田行き。

さて、高知に向かいましょうか。

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お疲れ様でした。

 

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こうして2時間の坪尻駅滞在の後、阿波池田で高知行きに乗り換え、数多くの行き違い・特急退避を経て、坪尻を出てからおよそ3時間後、高知駅に到着した。

駅レポート・土佐北川駅に続く。

駅レポート 土佐北川駅 - 下宿生アタマ。